海外指導

海外は、いろいろな国に行っていますが、私がいつも行った後に感じる事が有ります。

 

ロシアに行って、そのすぐ後にトルコに2回目の指導に行きましたが、前回行った時と比べ本当に今回は暑くて43度という気温を体感しました。

 

冷房もつけていますが、効かないのが現状で頭がボーっとした中での指導は初体験でした。

 

何故こんなに苦労して海外に行くのか?と自問したことも有ります。

 

しかし、トルコの人達の合気道に対する熱心さにはびっくりしました。

 

外国の人は、熱心に合気道を通じて日本の文化を学ぼうとしますが、トルコの人達も本当に日本文化への追求には、舌を巻くほどの熱心さが有りました。

 

その熱意に、私も真剣に教えないといけないと、反対に教えられたような気持ちに成りました。

 

外国に行くときはいつも、人も環境も違いますので緊張した気持ちで行きます。

 

特に初めて行く国に対しては、何もかもが新鮮なので私の心も基本に帰るような気持ちになり、色んな経験もしますが、勉強にもなり、その反対も有ります。

 

それも含めて帰ってきた後には、常に合気道で多くの事を学んで更に新鮮な気持ちを持ち続けるという事が大事である、と再認識します。

 

その時に父が、教えた構えの大事さ・基本動作の大事さをいつも言っていたのを思い出しますが、それは、常に基本に返り自分を見失うな、と教えていたような気がします。

 

私も謙虚に、更に基本に返り、構え・基本動作の大切さを海外に行った後に自分を見失わないよう、更なる精進をして参ろうと思います。

 

8月にはカナダに向かいますが、ここも4年前に行ったSIAFの原点の地ですので、此からの塩田剛三の組織のさらなる飛躍の再認識をして参りたいと思います。

 

そして、塩田剛三の教えてくれた合気道を世界中に広める事を使命に頑張っていきたいと思います。

 

父はいつも死ぬまで修行者であり続けなければ成らないと言っていたように、指導も修行のひとつとして謙虚な気持ちを忘れないよう頑張っていく所存です。

 

合気道を通じて色んな国に行くことができたり、一期一会で色々な人と出会えて一緒に稽古出来る事は素晴らしい事と最近は実感してます。

 

皆さんが喜んで楽しむために合気道が一役買っていると思うと幸せな気分に成ります。