トロント・ブラジル海外指導を終えて。

久しぶりのブログ更新です。

最近は、トロント、ブラジルに2週間、海外指導に行って来ました。

カナダ、ブラジル海外の人達は非常に熱心に合気道を頑張っています!

時差ボケがありましたが、
1週間経った今、普段通りに戻ってきました。

日本人は健康の為、礼儀作法の為という方が多いですが
海外の方は侍の心に憧れる人が多いようですね。

日本の江戸時代の精神と技に憧れるんでしょうか、
今や日本人以上に日本人に見えます。

私の若い頃は相手を倒す事を目的に考えている人も多かったですが
今では相手を倒す考えを持っていては道場は長く続きませんね。

そのため、今は相手の事を考えて稽古をするかが重要になっていて、
相手の事を考えることがまた合気道の成長につながると考えています。

外に出たら常に何人の敵がいて、
当時は心と技を磨く精神はなかったように思います。

勿論、今はそのような物騒な時代ではないですが、
心をいつも研ぎ清ますことが大事だと思います。

私が会員さんと一緒に学んでいきたいのは、幅が広く余裕のある精神です。
そのために、時には人の倍稽古に励んで、心に余裕を作りたいと考えています。

そのように稽古に取り組めば
海外に行って武道を教えようとしても余裕を持つことも出来るし、一緒に稽古することで心の交流も生まれてくると思います。

人の為に尽くすにはまず、自分を見つめて自分を鍛え、そこを他人が見て心が伝われば
合気道を学ぼうと思いますし、教えている私も、より一層頑張らなくてはと励まされます。

お互い励んで教えたり教えられたりして、素晴らしい人格が形成されていくのでしょうか。

気どらず、焦らず
そのために自分に哲学を持ち、常に学ぶ心が必要だと思います。

道と名のつく武道は進んで止まらないから道ですので、
日進月歩の精神ですね!