塩田合気道を続けて五年が経ちますが、 遣っていて良かったと思います。
塩田剛三という父の元に生まれ、合気道を初め行住坐臥、 父からは多くの技だけではなく「心」も学びました。
父は、合気道は強くならなければならないと、 厳しいトレーニングに明け暮れた若い時代を経て、そこに凝縮した体験と「対すれば相和す」 も学ばせてもらいました。
父の遺産は合気道そのものですね。
お金には変えられないたくさんのことを学びました。
強さを学び、そして本当の経営、人間関係= 和が大事なことも学ばせてもらいました。
その結晶が塩田合気道です。
塩田剛三の技を分析して多くの人に理解してもらえるように考えて きました。
そして、社会の核である親子を中心に和を広げ、 社会を創っていくことに役立つような合気道の実現が塩田合気道で す。
大人、子供、女性、男性、其々に合った技と心を、 素晴らしい合気道を伝えていきたいと思います。
最近、色んな組織では基本を忘れている気がします。
組織が大きくなって胡座をかいていると、護りに入ってしまい、 10年過ぎたら腐ってしまうのは世の常です。
全ての人は基本に戻ることを心がけなければならないと思います。
その基本とは、謙虚さです。
謙虚ほど人として美しいものはありません。
私も初心忘れべからずで、合気道に精進していきたいと思います。
それを忘れると逆作用が起こり、 人に理解ができないことが起きてくると思います。
そして、自然に逆らわず、自然体でいることが、 人間の本当の姿と思ってます。